店主より

真っすぐな道を走っている人も、
曲がりくねった途を一歩ずつ歩んでいる人も、
険しい小径を行く人も、
生きる迪を探している人も、
来た路を逆走する人も、
とりあえず、おいでください。
みちばたで休み、たわいない会話と飲食で、
ひとときを過ごしましょ。

店主 かどわき 電話070-5605-1892

カウンター最大5席 テーブル最大5席

■席料(いわゆるテーブルチャージ
 30分200円、1時間なら400円、2時間なら800円。
 学生や収入の少ない方などは半額の30分100円。1時間なら200円です。
 それさえも払いたくないという猛者は個別にご相談ください。
 ※下記、(店主の体験その1)を参照

■飲み物などは安価で提供
 お代はすべて50円単位。ビールの中瓶は500円、
 ハイボール1杯250円、ハイボール飲み放題600円
 日本酒、ワインなどは1杯250円、
 ソフトドリンクは250円です。
 飲みたい酒などがありましたら持込みでお願いします。
 持込み料は200円です。


■ボトルキープ承ります
 常温保存は1ヶ月300円、冷蔵は1ヶ月600円。限度は3ヶ月です。

■イチゲンさん、おひとりさま大歓迎
 常連さんより、一見さん、団体さまよりお一人さま大歓迎です。店が小さく、席に限りがあるので、電話番号のショートメッセージ(SMS)でご予約いただくと助かります。
 外国の方も大歓迎。ただし店主は外国語がほとんどできないため、翻訳アプリでの応対になります。

■お取り寄せ商品をみんなでシェア
 冷凍の駅弁などお取り寄せ商品をまとめて発注、保管。お客さんには100円程度上乗せして販売します。店内で食べずに持ち帰りもOKです。
 送料負担が重く、1人ではなかなか注文しにくい物もまとめて買ってみんなでシェアしましょう。

■キャベツ無料
 店主は農家育ちのためか、食事に野菜がないと何とも落ち着きません。
 そこで料理、飲み物をご注文のお客様には千切りキャベツを無料で提供いたします。
 ほかの野菜も出したいのですが、とりあえず安価でビタミンCなどがしっかり摂れるキャベツを提供いたします。

恩返しはほかの人に(店主の体験その1)
 店主は函館で2年半の学生生活を送りました。
 ときどき行っていたスナックの常連客はおじさんばかりで、学生は私1人。卒業まじかになって店のお姉さんからささやかれました。「あんた、借金いくらあるか知ってる?5万円だよ」
 たしかに毎回、千~2千円くらいは払っていましたが、十分ではないことも認識していました。
 でもママさんは最後まで、そんなことにはまったく触れず、卒業祝いだと真っ赤なネクタイを手渡して、送り出してくれました。
 就職して数年たち、函館に宿泊する機会があり、店を訪ねましたが、すでになくなっていました。もはや恩返しは、ほかの人にするしかありません。
 店の名は『道』でした。

お好み焼き店の好まれない客(店主の体験その2)
 札幌での学生時代、我々のグループは毎日のように飲み歩いていました。いつも行くのはおでん屋さんでしたが、たまにお好み焼き屋さんにも行きます。
 テーブルの真ん中に鉄板があり、客が自分で焼くタイプのお店です。カネはないけど酒は飲みたい。小上がりの奥に4人くらいで陣取り、お好み焼きを2枚ほど焼き、あとは薬味のカツオ節、紅ショウガ、海苔、ソースを混ぜ、それをアテにしてひたすら酒を飲む。お好み焼きを食べない、好まれない客たちです。
 そんなことを何度もやっているうちに女将の怒りがつのりにつのった。ついに我がグループは出入り禁止を宣告されてしまいました。
 時間制の席料にしたのは、そんな体験があったためではないのですが。

スナック直行 ウソでしょ!(店主の体験その3)
 ある大先輩と飲みに行くことになり、最初は居酒屋にでも行くのかと思ったらスナックに直行です。こちらは仕事帰りで、すきっ腹に酒を入れたら悪酔いしそう。しかしその大先輩いわく「食い物食ったら、酒まずくなるだろうが」。
 それ以来、ご一緒することはありませんでした。
 スナックみち草では、すきっ腹でも大丈夫なように「草」をご用意しております。

食べ方、作法にこだわりません(店主の体験その4)
 たまたまなんですが、ベトナムのドクさんが北海道に来たとき、何日かご一緒したことがありました。
 ベトナム戦争で撒かれた枯葉剤のために、ベトさんとドクさん兄弟は体がつながった状態で生まれ、分離手術は成功しましたがベトさんは植物人間状態、ドクさんだけが元気に育ちました。
 手術などには日本の支援があり、その後ドクさんはたびたび日本を訪れていました。
 洞爺湖の温泉ホテルに泊まったときです。夕食会場に行く途中で、何を思ったのか、ドクさんはレストランのカウンターにあったタバスコをつかんでいました。
 ホテルにとってドクさん一行は賓客とあって特別待遇。食事会場では板前さんが目の前で魚をさばき、刺身を出してくれました。
 その白身の刺身に、あろうことかドクさんは、タバスコをさっとふりかけ、食べ始めたのです。今さばかれた高級魚の刺身にタバスコとは!?
 そのときは日本料理への冒涜か、くらいに思いましたね。刺身にはワサビと醤油でしょうが。
 しかし後日、試しにやってみて驚いた。タバスコ合う合う。考えてみればカルパッチョがあるんだから、刺身と酢は相性がいい。唐辛子の辛みは、醤油の塩辛さに取って代われる。温泉ホテルの特別待遇での高級魚ということで店主自身が萎縮し、発想が貧弱になっていたんですね。
 そんなこともあってスナックみち草では食べ方、作法にこだわりません。

リクエストには極力応じます(店主の体験その5)
 店主が以前通っていた居酒屋での話。「キュウリの浅漬け、ある?」ときいたら「あるよ」との返事。お姉さんが一人でやっている店で、まだ早い時間だったので、客は私たちだけでした。
 ところがまったく出てくる気配なし。どうしたのかなと思ったころ、「ちょっと留守にするので待ってて」と、店を出て行ってしまいました。残された私たちは、ほかの客が来たらどうしよう、と気が気でありません。
 5分か10分くらいだったでしょうか。レジ袋を下げて帰ってきましたが、中身がなんとキュウリ。急いて切ってビニール袋に入れ、浅漬けの素みたいなものを混ぜてモミモミ。そして「さあ、どうぞ」。
 そのころテレビドラマで、居酒屋のマスターが客の注文に、必ず「あるよ」と答えるのが話題になっていました。これはテレビの影響なのか、それとも元々サービス精神旺盛なのか、はたまた単なる負けず嫌いなのか。青くささが残るチョー浅漬けキュウリをポリポリしながら、思考をめぐらしたのでした。
 そこまではやりませんがスナックみち草では、できる限りお客さんの要望に応えます。事前に申し込みがあれば、開店前に買い物代行のようなことも可能です。
 とりあえず店主と関係がある、なごやか亭発寒店の寿司や、串鳥琴似店の焼鳥は準備できます。ただし午後5時前に作られたものになるので、冷えてしまっているかもしてませんが。
 キャベツ4分の1とかピーマン2個とか、店で使っている野菜その他も、余裕があればお分けします。とりあえず聞いてみてください。