病院より美容院へ行こう!
ベル・れあ式 養生法
ー自らの【いのち】を自らがケアするー

100まで元気に生きる!生活習慣実践法

 今日、日本の65歳以上の人口は2800万人を突破し、世界一の長寿国としての

地位を確たるものにしました。その背景には、国民皆保険制度で、医療サービスが

全ての国民に提供されることや、諸外国に比べ、国民が支払う医療費が安く、いつ

でも、どこでも医療機関で診察・診療が受けられることが考えられます。


 しかし、その一方、痴呆老人はおよそ200万人、寝たきり老人は170万人、うつ病

も100万人に達するなど、「不老長寿の国」と言うには程遠い現状にあり、国際社会

から「病人大国」「寝たきり大国」の汚名を着せられていることも事実です!


 ちなみに、平成17年度の全国の平均1人あたりの老人医療費は82万円。北海道は

福岡県に次いで2番目に高く、100万円で年々上昇の傾向にあります。


 今日、メディアを通じて、さまざまな健康法やサプリメントが紹介されています。

どの健康法もサプリメントも、いかにも即効性があるかのように見えますが、

人によっては薬(作用)にもなり、人によっては毒(副作用)にもなります。

「○○を飲めば血液がサラサラになる」「○○を飲めば痛みが取れて楽になる」

「○○を飲めば痩せる」など、その根本的な問題の背景、原因を自ら省みず、

あまりにも短絡的に「いのち」の問題を処理する(解決するのではなく)今日の

風潮に危惧の念を抱くのは、私だけではないと思います。


 今回、私たちの「生活」の基本動作そのものに視点をあて、日常生活の中で、

ごくあたりまえのことを、ごくあたりまえに実行できる健康法をご紹介します。

 実際に医療の看護現場で活用されている看護理論(看護とは何か)を活用し、

その枠組みの中で、私のこれまでの“クライアント”を通じて学んだ実証済み

の健康法、さらに有識者の考え、江戸前期の儒学者・貝原益軒の『養生訓』も

参考に、「自らが自らをケア」する「平成の養生法」の確立に挑戦してみました。


 安易に薬や医療や福祉に頼らない、特に、団塊世代の諸先輩方々の「いのち」

の健康づくりに、少しでもお役に立てれば幸いです。 

                                        塩越隆夫


「元来、人は長寿に生まれついている。しかし、養生せずに暮らしていると

自分の寿命を縮めてしまう。逆に、生まれつき虚弱体質な人でも、養生に心を

配れば長生きできるものである。不摂生に暮らしている人は、自殺をしている

ようなものだ。死の時期こそ違うが、自らの身体を傷めつけていることに変わり

はないからである。」          〜 現代文 養生訓 貝原益軒より


概     要

1. 【正常に呼吸する】養生法
  @呼吸は鼻で行なう生活習慣
  A毎日鼻をうがいする生活習慣
  B腹式呼吸の生活習慣

2. 【適切に飲食する】養生法
  @真水を無理なく飲める生活習慣
  A栄養バランスを考えた食事の生活習慣

3. 【あらゆる排泄経路から排泄する】養生法
  @毎日排便する生活習慣
  A「おしっこ」を我慢しない生活習慣
  B髪を大切にする生活習慣

4. 【望ましい姿勢を保ち、動作する】養生法
  @猫背を正す生活習慣
  Aからだをやわらげる生活習慣
  Bゆっくり散歩する生活習慣

5. 【睡眠し、休養する】養生法
  @眠剤を服用しない生活習慣
  Aカフェインを取り過ぎない生活習慣
  B常に首のコリを取る生活習慣


6. 【適当な衣類を選び、脱ぎ着する】養生法
  @衣服を自ら選ぶ生活習慣
  Aからだを締め付る下着を着用しない生活習慣

7. 【体温を正常な範囲内に保つ】養生法
  @からだを冷やさない生活習慣
  A必要以上に厚着しない生活習慣

8. 【身体を清潔にし、皮膚を保護する】養生法
  @お風呂に入る生活習慣
  A皮膚の乾燥を予防する生活習慣
  B白髪を「へナ」で染める生活習慣

9. 【転倒を予防する】養生法
  @足をマッサージする生活習慣
  Aアキレス腱を伸ばす生活習慣
  B股関節を和らげる生活習慣

10. 【意思の伝達と欲求を表現する】養生法
  @「ありがとう」をはっきり言える生活習慣
  A「名前」を大切に扱う生活習慣
  B怒らない、恐れない、悲しまない生活習慣

11. 【信じる教義に従って行動する】養生法
  @日に三省する生活習慣
  A自分を「ほめる・励ます」生活習慣
  Bこだわらない、囚われない、思い込まない生活習慣

12. 【達成感のある生産的な仕事をする】養生法
  @他人のために、何か行動に移す生活習慣
  A趣味を成果につなげる生活習慣

13. 【レクリエーション活動に参加する】養生法
  @ひとりで行動できる生活習慣
  A楽しく、嬉しく笑う生活習慣

14. 【学習することでより健康増進をはかる】養生法
  @【からだのしくみ】を学習する生活習慣
  A【性】を学習する生活習慣(京都大学名誉教授大島清先生に学ぶ)
  B【死】を学習する生活習慣(E・キューブラー・ロス先生に学ぶ
≪※14項目は、ヴァ―ジニア・ヘンダ―ソンの看護理論の枠組みによる≫

※一つひとつの生活習慣の具体的な実践方法に関しましては、
近く、一冊の本にまとめる予定です。乞うご期待下さい。


           参考文献

1.「養生訓 現代文」                貝原益軒 原書房 

2.「看護の基本となるもの 改訂版」       日本看護協会出版会

3.「免疫を高めると病気は勝手に治る」     安保徹  マキノ出版

4.「アトピー性皮膚炎が3日でよくなる美肌水」 今井龍弥 マキノ出版

5.「からだの毒消し生活術」           大森隆史 サンマーク出版

6.「ビタミン・ミネラル革命」            山田豊文 総合法令

7.「性がここまでわかってきた」         大島清  光文社

8.「道教の房中術」               土屋英明 文春新書

9.「姿勢美人」                  (財)姿勢研究所・編

10.「病気にならない生き方」          新谷弘実 サンマーク出版

11.「家族で治そう認知症」           竹内孝仁 年友企画

12.「真向法」                   真向法協会

13.「自由訳 般若心経」            新井満  朝日新聞社

14.「ライフレッスン」               E.キューブラー・ロス  角川書店

15.「盛大な人生」                中村天風 天風会



『一人ひとりの【いのち】は、その人のもので在っても、本来、その人の

所有物ではない。【いのち】はそれ自体が、人の認識やコントロールから

はるか遠くかけ離れた、計り知れない存在で、それ自体がひとつの秩序

のもとで、昼夜をおかず、粛々と、休みなく活き続けている存在です。

 我々が、われわれの【いのち】にできることがあるとすれば、

我々の人生をいつも支えている【いのち】の【秩序】を少しでも理解し、

日々【養生】に努め、日々【いのち】に感謝することだけです』

                        塩越隆夫


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ケアフォーム総合研究所(有) 代表 塩越隆夫まで

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